アエラス フォーラム 関西から新しい「風」─斬新な思想、創造的な発想
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第2回 アエラスフォーラムII
「グローバルエコノミー下の政府とアントレプレナー」

コーディネーター
浦谷 規

基調講演 I
田中秀明
基調講演 II
田中英俊

 
コーディネーターより
 前回の“AEPAΣ FORUM”では「社会システムの再考・再設計」というテーマで 数々の有意義な議論を交わしました。前回の議論をさらに深め、あるいは広げるべく今回のテーマを考え、 思い至ったのは、社会システムが再構築されなければならない現代は、グローバルエコノミー下 であるという視点でした。
 世界を視野に入れていたるところから金を集めて、例えば最もコストの低いところで製品を作り、 最も利益率の高い場所に販売する。こうしたグローバルエコノミーのもと、アメリカではビル・ゲイツのように 巨額の富を築く人々が現れました。彼らは、自らの力と知恵で起業したアントレプレナーたちです。
 アメリカ社会でアントレプレナーたちを支えているのは、「富が成功の尺度」であり、 「金を儲けることが一流の証」とする価値観です。その結果、いまやアメリカ人の上位1%が資産の約33%、 上位20%が資産の約80%を所有しているといわれており、こうした富の不平等は現在も進行しています。 ヨーロッパ諸国からは「カウボーイ主義」と揶揄されることもあるものの、経済力にものを言わせ政府よりも 強大な力を持つ大企業も現れています。
 一方日本では、アントレプレナーが育ちにくいといわれています。企業から離れることを良しとしない風潮や、 事業に失敗した人を救済する精神や仕組みのないことがその理由です。アメリカでは、たとえ失敗したとしても、 起業した人に対して積極性があり、社会に貢献したという評価が与えられます。
 しかし今、アメリカのような富偏重型の価値観の是非が問われるべき時期がきています。 グローバルエコノミー化が進む現代、本当に求められるアントレプレナーとはどんな存在なのか。 政府の果たすべき役割は何なのか。日本流のアントレプレナーを育てることは可能か、 可能ならそれはアメリカと勝負できるか。本日は、こうした点について議論を深め、 また次回につなげたいと考えています。
浦谷 規(法政大学 工学部 教授)
■第2回 アエラスフォーラムII 開催概要
■アエラスブックレットNo.2 (PDF:約912K)
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