アエラス フォーラム 関西から新しい「風」─斬新な思想、創造的な発想
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第8回 アエラスフォーラムII
「バブル経済再考」

コーディネーター
浦谷 規

基調講演 I
西村吉正
基調講演 II
田中英俊

 
コーディネーターより
 最近、アメリカなど外資を中心に「バブル経済再来」とも取れる状況が現れつつあります。モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスといった米企業の土地買収や「サブプライムローン」問題など、今年になって土地や建物に関わる大規模な投資の話題には事欠きません。過去に幾度も痛い思いをしたにも関わらず、大きなリスクを犯してもリターン獲得に賭ける行動は繰り返される。 それはなぜでしょうか?

 こうした疑問は「どうしてバブルは起こるのか」という問いにつながります。結局それは、人が「起こってほしい」と期待するからではないでしょうか? 生活の中心が経済活動となった現代では、経済性が価値尺度となり、「金持ち」こそが良しとされます。こうした風潮が経済的豊かさを求める傾向を助長し、人々を経済活動へと駆り立てるのです。

 バブル経済前後の日本の状況を概観してみましょう。1ドル240円だった日本円は、1990年には100円近くにまで跳ね上がりました。「豊か」になった日本では、株価や土地が急騰。 こうした事態は日本全体を「お祭り騒ぎ」的な雰囲気で覆い、ギャンブルにも似た興奮を煽りました。その結果起こったバブル経済が、資金を持った事業家に事業拡大や株価高騰などの恩恵をもたらしたことは事実です。 しかし資産を持たない我々サラリーマンにとっては、インフレが進んだ上に、投資や事業に失敗したり、不必要な消費に走ったりと、かえってデメリットの方が大きかった。さらにバブル崩壊後、長く経済不況に苦しんだことはご承知の通りでしょう。

 こうしてバブル経済を振り返ると、いくつか素朴な疑問がわいてきます。例えば景気のサイクルやその振幅について、豊富な個人資産をより有効に使う方法について。また格差是正のために相続税増税を進めるなどの議論はどうして出ないのか。こうした疑問について、アエラスフォーラムらしく本音で語り合いたいと考えています。

浦谷 規 (法政大学工学部教授)
■第8回 アエラスフォーラムII 開催概要
■アエラスブックレットNo.8 (PDF:約925K)
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